奥飛騨の山と人
『奥飛騨の山と人』
この本は昭和40年、岐阜国体が開催された時に作られました。
山の紹介から、山周辺の文化、
そして何よりも面白いのは
明治の終わりから昭和の初めにかけて、
沢山の登山者を案内した、
山案内人の記事が載っていること。
東京などから来る登山家と称する人のほとんどが、
中尾などの案内人の付き添いで登っています。
明治の終わりの頃の登山の記事などをみていると、
自らの勇敢さをこれでもかと誇示するものも多くみられますが、
それも案内人あってのもの。
もっと評価されてもいいものと思います。