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2008年05月02日
奥飛騨の山と人

『奥飛騨の山と人』
この本は昭和40年、岐阜国体が開催された時に作られました。
山の紹介から、山周辺の文化、
そして何よりも面白いのは
明治の終わりから昭和の初めにかけて、
沢山の登山者を案内した、
山案内人の記事が載っていること。
東京などから来る登山家と称する人のほとんどが、
中尾などの案内人の付き添いで登っています。
明治の終わりの頃の登山の記事などをみていると、
自らの勇敢さをこれでもかと誇示するものも多くみられますが、
それも案内人あってのもの。
もっと評価されてもいいものと思います。
Posted by たけひこ at
00:01
│Comments(0)
2008年04月28日
カタクリ

今日はいろんな人に話を聞くために、
白川、白鳥方面へ。
白川村役場に寄ったついでに、
ちょっと奥の方へ行ってみたら、
カタクリがたくさん咲いてました。
ちょっとうつむき加減の、
恥らったような雰囲気がたまりません。
でも、市内の某、市民憩いの公園などに、
これが咲いた、なんてニュースが出ると、
心無い人により、一気に盗掘されてしまうそうです。
悲しいことです。
カタクリは、7~8年程は花をつけず、
根に栄養を蓄え、ようやく花をつけるそうです。
虫で喩えるならセミ?
で、その栄養を蓄えた根から採るのが片栗粉ですが、
最近のものはほとんどジャガイモのデンプンを使用しているそうです。
Posted by たけひこ at
21:40
│Comments(0)
2008年04月26日
夕焼け!

今日の夕方職場を出ると、
キレイに夕焼けしてました。
山の用語ではこれをアーベントロートと言うそうです。
朝ならモルゲンロート。
日本では夕日に照らされる山々を御渡りとも言うそうです。
夕焼けに染まる山などを見ていると、
信仰心などなくても、
なんとなく敬虔な気持ちになります。
夕焼け見ながら、
闇に変わっていくのを眺めていたこともありました。
御渡りの名のとおり、
まるで神が通り過ぎるような気がする一瞬です。
Posted by たけひこ at
00:25
│Comments(2)
2008年04月24日
山岳資料館

今日は雨の中、山岳資料館へ行ってきました。
場所はというと、飛騨の里の下あたりにあります。
ちょっと前までは桜が盛りだった形跡あり。
しかし、もう散り始めていました。
でも、雨にむせぶ資料館、
水玉模様になった地面も中々オツなものです。
この建物は元々七日町の測候所のもの。
建て替えの際、こちらに移築されました。
元々観測用の望楼がてっぺんにありましたが、
壊れてなくなったとのこと。
内部は山岳関係の資料が沢山展示されています。
とても面白い、隠れた名所です!
文学散歩道の途中でもあります。
Posted by たけひこ at
22:22
│Comments(1)
2008年04月20日
山の花達

梁谷山は植生の豊かな山。
道のあちこちにかわいい花が咲いています。
上の写真は緑色でけったいな形をしていますが、
おそらくネコノメソウの仲間。
花がクリクリと猫の目みたいだからでしょうか。

これは名前のよく分からない花。
知ってる人がいたら教えて下さい。
白い花で、花びらは4枚。
非常に小さくて岩の隙間みたいなところに生えています。

これもよく分からず。
う~ん。
悔しい・・・
今度は植物図鑑持っていかなきゃ!
Posted by たけひこ at
23:17
│Comments(1)
2008年04月17日
キブシ

こちらは馬瀬の山中。
まだ芽吹く前の山の中で、すずなりになる花が。
小さな釣鐘形の花がたくさんまとまって
ぶら下がる様子はとてもかわいい。
春を告げる花のひとつ、これは、キブシ。
昔、鉄漿(オハグロ)の原料である五倍子(フシ)を
とったことからこの名がついたという。
2、3年前から気になっていましたが、
先日名前が分かって心安らぎました。
でも、本で見ても、30分後くらいに忘れてしまう自分が悲しい・・・
Posted by たけひこ at
23:09
│Comments(0)
2008年03月18日
富田令禾の絵

今日、某官公庁へ行ってみたところ、
富田令禾さんの絵がかかっていました。
まぁ某官公庁というのは税務署ですが。
この絵の作者、
難しい漢字を書きますが
「とみたれいか」
と読みます。
本名は秢彦(としひこ)。
この「秢」の字を二つに分けて
号の令禾(れいか)にしています。
最初東京美術学校(現在の東京芸大)に入りましたが、
後京都絵画専門学校(現在の京都市立芸術大学)へ入ります。
昭和20年疎開で高山に戻ってからは画業の他、歌人、郷土史家として活躍しました。
山をこよなく愛し、山を描いたものがたくさんあります。
上の写真もその一つ。
いいなぁ~。
ボクも絵描こうかなぁ。
Posted by たけひこ at
23:51
│Comments(2)
2008年03月13日
山彦人形!

このところ私用でバタバタしておりましてご無沙汰しておりました。
これからがんばりますよ~!
毎日くらい更新したいと思いますのでよろしくお願いいたします

左写真の、このちょっと不気味な人形、知ってる人も多いでしょうか?
名前は『山彦人形』と申します。
元々の作者は代情山彦さんという方。
斐太高校の校長も務めたことのある方で、飛騨の歴史、自然、伝説などに非常に詳しい人でした。
登山も好きでよく山に登っています。
『代情山彦著作集』という本が出ていて歴史や、山の伝説など、で~れ~面白い!
サンショウウオを食べてしまった人が山の神の使いであるオコジョに谷に引き込まれる話とか。
今、この人形は別のところで作られています。
山の妖怪や神様、そういったところを表現しているそうです。
頭の形は飛騨の山を象っているそうです。
ボクも一本欲しいなぁ~!
Posted by たけひこ at
23:10
│Comments(7)
2008年02月14日
山人伝

その華やかな歴史の中であまり取り上げられることはなかったのですが、
飛騨の山案内人の活躍は非常に大きかったのです。
そんな山人の活躍についてこの本は書いています。
日本山岳会の会長であり、横浜正金銀行勤務の小島烏水が
大正3年、8月に双六谷を遡行し、笠ヶ岳に登った際、
高田勘太郎、大谷弁次などをガイドにしています。
ただ、このすぐ前、小島烏水の予定が遅れたため、
同行する予定だった地元小学校教師、中野善太郎が、
先発し、先に登頂していることは注目されます。
この中野善太郎という学校の先生、
けっこう色んなとこに出てくるので調べてみたいところです。
Posted by たけひこ at
23:03
│Comments(1)
2008年01月26日
チングルマ!

この怪しげな物体は「チングルマ」!
誰ですか?へんな事想像したのは!
チングルマとは「稚児車(ちごぐるま)」がなまったものだとする説があります。
稚児車とは風車のこと。
そういえばそんなふうに見えなくもありません。
風にそよそよとなびく様は、なんとなくはかないものがあります。
花は梅に似た白い花が咲きます。
もう少し早ければ見ることができたのですが・・・
響きがいいんですよね・・・なんか
「チングルマ」
Posted by たけひこ at
22:06
│Comments(2)
2008年01月20日
トイレ事情! 『北アルプストイレ事情』


登山者は多いのに、
何しろ不便な山の中。
ほとんどの山小屋

今は試行錯誤で新しい方法を導入しようとしています。
ヘリで運んだり、微生物に頼ったり、焼いたり
エトセトラ、えとせとら、etc・・・
携帯トイレで身から出たものを持ち帰る、
といった取り組みもあるようですが、
これはちょっとねぇ。
山小屋泊まると何の気なしに落としてますが、
裏ではこんなことがあったんですねぇ。
今度落とす時は協力金惜しまないようにします!
Posted by たけひこ at
23:59
│Comments(2)
2008年01月18日
白金(プラチナ)の鎖 飛騨の山

うちの職場から山がよく見えました。
上の方にちょこっと白く写ってるのはUFO!
ではなくて月です。
青い空がきもちいいっす!
大正から昭和にかけて、
飛騨にも来たことのある有名な登山家、小島烏水は
飛騨の山を「白金(プラチナ)の鎖」と喩えて賞しました。
2枚目の写真を見ると、
確かに横に一本の鎖のように見えますね。
最近この言葉気に入ってます。

Posted by たけひこ at
23:02
│Comments(6)
2008年01月16日
山で死ぬのは男のロマンか!?『山靴をはいたおまわりさん』

最近マンガで『岳』ってのが静かなブーム。(近々紹介します)
ボクのたけひこの「たけ」は「岳」なのでビミョウな親近感があります。
このマンガがまたすごい!
2話に1話くらい人が死ぬんだなぁ。
山岳救助のボランティアをやってる人の話です。
ブラックジャックに似た読後感があります。
で、今日の画像にある『山靴をはいたおまわりさん』は
『岳』の元ネタになりそうなお話ばかり。
岐阜県警の山岳警備隊のお話です。
山岳警備隊員の手記がほとんどで、
遭難時の緊迫した時の様子が浮かんできます。
その一方で、現場に直接関わる人であっても、
初めてのヘリから下降する訓練でビビッた、とか、
年をとって体が重くてつらい、だとか
人間臭い一面もあって非常に面白いです。
また、奥さんの手記もあって、これがまた切実。
結婚してしばらく、仕事の詳しいことを知らなかった、とか
家事などは全然しないけど、山の道具だけは人に触らせない、など
家庭の事情まで覗き見れて興味シンシン丸でした。
ただ、一貫して多くの手記に共通するのは
「遭難するな!」
ということ。
マナーの悪さ、自分の力の過信、山の知識の無さ、
などを指摘する文が多くありました。
遭難するのはロマンでもなんでもないですね・・・
自分も気をつけます。
Posted by たけひこ at
20:27
│Comments(3)